最近、空を見上げた時に電線が少なくなってきて、スッキリしている街並みが増えたと思いませんか。
これは、電線や通信ケーブルを地面の下に隠す「ケーブル土木工事」が進んでいるからです。
災害時に電柱が倒れるリスクをなくし、美しい景観を守るために、今の都市づくりには欠かせない工事になっています。
地面の下にケーブルを埋める際、実はどこにでも好きに埋めていいわけではありません。
国や自治体のルールで、埋める深さが厳格に決められています。
例えば、大型トラックが頻繁に行き交うような車道の下であれば、上からの重圧に耐えるために、少なくとも地面から1.2メートル以上の深い場所に埋めなければなりません。
一方で、車が通らない歩道の下であれば、0.6メートル程度の深さでも大丈夫な場合があります。
真上の地上の状況によって、掘る深さを細かく変える必要があります。
現場での工事手順は、まず道路を細長く掘り進め、そこに「管路」と呼ばれる硬い保護パイプを並べて設置します。
そのパイプの中に、CVケーブルなどの頑丈な電線を専用の機械で引っ張って通していきます。
直接土にケーブルを埋めると傷ついてしまうため、このように二重の防護壁を作る方法が一般的です。
さらに、地下には排水ポンプや照明器具といった電気設備もたくさん隠れていて、これらの定期的な点検や補修を行うメンテナンスの仕事も、街の電気を止めないために極めて重要です。
街の安全と快適さを支える、非常に誇り高い仕事と言えます。
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