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地中に電気を通すケーブル土木工事とは

ケーブル土木工事は、電線や通信ケーブルを地中に埋設する作業です。
最近では電柱を減らし、電線を地下に通す「無電柱化」が進んでいて、今後ますます需要が高まる分野です。

私たちの仕事は、ただ穴を掘ってケーブルを入れるだけではありません。
埋設する深さや配線のルート、他の埋設物との距離をしっかり確認しながら、作業しています。

作業内容は、まず掘削。
配管やケーブルルートを確保するためのトレンチと呼ばれる溝を掘ります。

その中にPF管やCD管といった保護管を通し、そこへ電線(VVF、CVケーブルなど)を挿入していく流れです。

管の接続や固定作業も重要で、雨水の侵入を防ぐための防水処理や、接地作業も必要になります。

現場では、地中の図面を見ながら「ここにケーブルが通っている」「ここは避けたほうがいい」と判断する場面が多く、経験を重ねるほど精度も上がっていきます。

もちろん、最初からそんな判断を求めることはありません。新人の方は、ケーブルの運搬や道具の用意、掘削後の埋め戻し作業などからスタートできます。

また、地中送電設備の保守・点検にも関わる機会があり、トラブルの予防や緊急対応にも力を入れています。

点検では専用の計測器や検電器を使って異常を見つけ出し、必要に応じて補修作業を実施します。

「手に職をつけたい」「人の暮らしに役立つ仕事がしたい」そんな思いがある方にはぴったりの仕事です。