掘削工事の仕事は、単に「土を掘る」だけではありません。建物や道路の基礎をつくるために、地面を決められた深さや幅で掘るのが私たちの役目です。

まず現場に着いたら、重機（バックホー）を使って地面を掘り始めますが、どこをどれだけ掘るか、地中に何があるかを事前にしっかり調べます。
水道管やガス管が通っていることも多く、図面を見ながら慎重に掘削を進めていきます。

深く掘る工事では、土が崩れてこないように「山留め（やまとめ）」という補強作業も必要です。

これは鉄板や支柱を使って、壁を支えるように施工します。力仕事もありますが、重機や機械を使って行うため、体への負担は意外と少なく、女性や年配の方も活躍できる現場です。

未経験の方には、まずは「掘る場所をマーキングする作業」や「ショベルやスコップでの補助作業」などからスタートしてもらいます。

作業は常に複数人で行い、必ず先輩がそばにいるので安心です。
慣れてくれば、重機オペレーターとして資格取得も目指せます。

工事は住宅地や施設、道路、駅構内など多岐にわたります。現場が違えば土の質も違い、天候にも左右される。
だからこそ毎日が新鮮で飽きない仕事です。

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